神宮前二丁目新聞

渋谷区神宮前二丁目でポット出版が作る、地元限定フリーマガジンのWEBサイト。 編集部が訪ねた神二(じんに)のお店も紹介してます。

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【第15号】編集部の運気アップのため神二で占星術を受けてきた

編集部の運気アップのため
神二で占星術を受けてきた

「神宮前二丁目新聞をつくるたび、スタッフが体調不良に見舞われます。
占い師のかた、運気アップのコツを教えてください」
前々号の裏表紙でこのように募集したところ、
なんと本物の占い師さんが電話をくれた。電話を受けた松村は喜び勇み、
体調が悪くなる張本人・上野を引き連れていざ向かったのだが…。

文=松村小悠夏

 

ひあり奈央さん
10歳のときから占星術を始め、1995年から占い師として活動。3年前から神二にサロンを構える。
WEB▶https://hiarinao.com/

連絡をくれたのは神二で占星術師として活動する、ひあり奈央さん。上野の体調不良は神二新聞が原因って、どういうことですか?
「人と土地の相性ってあるんです。土地によって自分が発揮できる力に違いが出るんですね。上野さんのホロスコープを見ると、神二にいると『奉仕性が強まる』と出ています。神二新聞に自分の運気をあげちゃうって感じなんですよ」
私の隣で、なんだかすごく納得です、と何度もうなずく上野。
「でも神二新聞自体はこの土地と相性がいいと思いますよ。占星術には土地にも星座を割り振るという考え方があって、皇居を起点とすると原宿〜神宮前は『魚座』のエリアになるんです。神二新聞も創刊日が3月15日だから魚座の時期ですよね」
魚座の特徴は「ほんわりしていて、アート性がある」こと。美容室やデザイン事務所など、形のないものを扱う店舗や会社が多いのも土地の影響ではという。「ご近所さんたちと一緒にゆる〜く盛り上がっている神二新聞は、ここの土地柄をうまく汲んでいると思いますよ」。ちなみにお隣の渋谷は十二星座の始まりである「おひつじ座」エリアで、スタートの力に満ちたにぎやかな土地柄だそうだ。
どんな質問にも穏やかに答えてくれるひありさん。占い師さんってもっと近づきがたいイメージでしたと打ち明けると「普通の人も多いですよ。占いも学問ですから」との答え。
「例えば、占星術の世界はいかに洋書を読んで理解しているかということが大事。日本では占星術の専門書があまり刊行されていませんからね。生まれ持ったセンスだけでなく、勉強が必要なんです」
占いに対する印象が大きく変わりました。あ、ちなみに私・松村と神二の相性は?
「松村さんは…そうね、神二っていうか、日本があまり向いてないみたい。タイのバンコクとかだとすごくいいんだけど…」
ガ、ガーン。28年も日本に住んでるのに?というわけで、今号も上野が運気を捧げ、松村がバンコクに逃亡せず完成した神二新聞。読者の皆さん、楽しんでくれましたかー?

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