神宮前二丁目新聞

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【第15号】いつもの公園に新たな場が生まれた 神宮前ゆうぐれピンポン

 

いつもの公園に新たな場が生まれた
神宮前ゆうぐれピンポン

6月の夕方、神宮前二丁目にある千原公園で開催された
誰でも参加OKなイベント「神宮前ゆうぐれピンポン」。
子どもも大人も集まって、卓球とおしゃべりでにぎわったこのイベントをのぞいてみた。

文・撮影=上野絵美

夕方になると、神二の子どもたちが遊びにやってくる千原児童遊園地。通称、千原公園。6月20日、編集部から歩いて3分ほどのこの場所で卓球イベントが開催されるという情報が入り、カメラ片手に向かってみた。すると目に飛び込んできたのは、鮮やかなオレンジ色の大きなテーブル。小学生たちが取り囲み、卓球をしていた。ラリーは続いていないけれど、ラケットを振るだけでテンションが上がっている様子。あちこちに飛んでいくボールを追いかけるのもまた楽しそう。子どもを迎えに来たお母さんからも、「近所でこんなイベントをやってくれるとうれしい」と好評だ。
このイベント「神宮前ゆうぐれピンポン」は、お隣さんともっと顔見知りになることを目的に、渋谷区で毎年6月に開催されている「渋谷おとなりサンデー」の一環で行われたという。神宮前で暮らす人、働く人たちが一緒に卓球をしながら、神宮前について語らい、楽しい時間を過ごせる場だ。
イベントを企画したのは、神二近くにオフィスがある「バウム」という会社。「場生む」という名のとおり、期待できる未来をつくるため、ブランドのコンセプト開発やマーケティング、イベントの企画、運営などを行っている。
オレンジ色の卓球台は、よく見ると普通の木製テーブルだった。バウムのオフィスにあったテーブルに色を塗り、即席の卓球台を作ったとのこと。はじめはこの大きな台ひとつの予定だったけれど、公園に子どもがたくさんいたので、キャンプ用のテーブルで作ったミニ卓球台も用意したそうだ。
子どもたちが卓球で盛り上がっているそばには、持ち寄った飲み物やお菓子を囲んでちょっと浮き立つ大人たちの輪ができていた。みんな近所に住む人や働く人たちだ。
このイベントを企画したバウムでは、月に一度、「BAR UM(バー・ウム)」という飲み会とトークショーの間をコンセプトにしたイベントも開催しているそう。お酒を酌み交わしつつ、個性豊かなゲストならではの話を聞けるイベントだ。こんな場へ出かければ、お隣さんとの交流がさらに広がるかも?

「おとなりサンデー」の旗と卓球台に、通り過ぎる人たちも思わず二度見。

熱戦を繰り広げる子どもたち。

キャンプ用のミニテーブルに工具のクランプでリボンを渡し、即席の卓球台に。

大人も子どもも卓球に挑戦。奥には地域密着型のコミュニティラジオ「渋谷のラジオ」取材班の姿も。

 

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