神宮前二丁目新聞

渋谷区神宮前二丁目でポット出版が作る、地元限定フリーマガジンのWEBサイト。 編集部が訪ねた神二(じんに)のお店も紹介してます。

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【第15号】「神二で友達つくろうの会」開催 総勢23名が時田屋に集まりました!

「神二で友達つくろうの会」開催
総勢23名が時田屋に集まりました!

神二で暮らす・働く・遊ぶ人を対象に
神宮前二丁目新聞が呼びかけた「友達つくろうの会」。
7/1(月)19時から、ラーメン店「時田屋」に
参加者が集い、総勢23名の賑やかな会となりました!

文・撮影=松村小悠夏
神二初心者のひと言から
企画が生まれた

神二の人同士、道で会ったら挨拶しあえるような仲良しさんをつくれたら嬉しい。そんな思いから企画した「神二で友達つくろうの会」。どれくらい人数が集まるか危惧していたものの、開始30分後には10代から70代までの総勢23名で、ラーメン「時田屋」の店内がぎっしり。「何のお仕事されてるんですか?」「サッカーのイベント会社です」「うちは民泊をやっていて。一緒にイベントができたらいいですね」とおしゃべりに花が咲く。21時に解散した後も喋りたりない・飲みたりないメンバーはとどまり、23時まで宴は続いた。
この企画が生まれたきっかけは神二新聞編集部が5月におこなった、読者と編集部の交流の場「公開編集会議」にさかのぼる。「神二のお店を開拓したいけど、引っ越してきたばかりだから入りづらい」という参加者の発言から、神二の店でごはんを食べながら交流しようというアイディアが生まれた。場所は、他の参加者が同僚に連れられてよく訪れるというラーメン店「時田屋」。
「当日の飛び入り参加OKにしたいので人数は未定。会計も会費制にするとハードルが高くなるので、注文した分を個人支払いにさせてほしい」という面倒な条件にもかかわらず、時田屋の女将・時田かおるさんと店主の賢三さんに全面的に協力頂き、無事に企画が成立した。

なぜ看板が「八百辰」?
みんなが気になる時田屋の由来

参加者ほぼ全員の間で話題に上がっていたのが、「このお店、何で看板が『八百辰』なんでしょうね?」という時田屋の謎。せっかくなので、女将さんに店の由来を聞いてみた。
「『八百辰』というのは私の父がここでやっていた八百屋の店名です。父が亡くなった後、ずっとこの場所をそのままにしていたの。その後、主人が当時勤めていたラーメン屋が店じまいしてね。じゃあこの場所で、自分たちでラーメン屋をやろうかって数年前に始めたのが『時田屋』。看板まではなかなか手が回らなくて、そのままにしてあるんだけど」。店全体に昔ながらの穏やかな雰囲気が漂うのは、そういう理由もあったのかと納得した。
賑やかな会から一夜明けて、商店街を歩いていると、会の参加者と偶然出会い「きのうは楽しかった」と声をかけてもらった。「当日出会った参加者の人と、メールで“文通”が続いている」との声も。あらためてお店と参加者の皆さんに感謝すると共に、「これは第二弾も開催したいぞ」と勢いづいた編集部。興味のある人はぜひご参加を!

 

左は時田屋の常連・しんごさん。事前に編集部と時田屋をつないでくれるなど企画を支えてくれた


シメは店の一番人気・正油ラーメン(700円)
厚揚げ生姜(600円)。参加者から「家庭的な味でおいしい」と好評

初対面の人も知り合いの人も、仲良く一緒に「かんぱーい」!

神二商和会の役員、デザイン事務所社員、神二在住の人など、さまざまな人が一つのテーブルを囲む

会終了後は名刺交換タイムも!

店内には女将さん、旦那さんの壁画が。常連さんの筆によるもので、地元の人に親しまれている時田屋らしい

 

SHOP DATA
ラーメン時田屋
住所/神宮前2-20-11
営業時間/12〜14時半、19〜23時(土・日・月は夜のみ)
定休日/火
メニュー/餃子(6個入)450円、瓶ビール600円

 

公開日:
最終更新日:2019/07/25