【創刊号】神二デザインプロジェクト、始めます!
文=宮やっこ、写真=小泉賢一郎
神二デザインプロジェクト、はじめます!
[#001 ちょっとした気持ちを届ける手紙]
大好きな神二が、世界中の多様な人たちから愛される街になってほしい。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックを目指し、神二の古き良きところを残しつつ、
グローバルにウェルカムなローカルタウンを目指すこのプロジェクト。
クリエイティブユニット「神二姉妹」が、神二のお店とタッグを組んで始動します!
神二姉妹とは?
どんなことが人の心を動かしたり、人の記憶に残ったりするのかを毎日あれこれ考えている、広告会社勤務のデザイナー・神やっことプラン ナー・宮やっこ。この街のご近所さん同士で、旅好き・美味しいもの好き・男好きという共通点のもと、クリエイティブユニット「神二姉妹」を結成しました。 恋人同士でもなければ、血も繋がってない、叶姉妹みたいなもんです(笑)。
今回のクライアント
島田一弘さん
宮やっこ●島田さん、突然のお誘いなのにありがとうございます。
島田さん●いえいえ、なんか面白そうな匂いがプンプンしたので。
神やっこ●早速ですけど、お店に外国人のお客さんって来ます?
島●大使館とかも近くに多いからなのか、結構いらっしゃいますよ。英語で話しかけられたら、何とか身振り手振りで乗り切ってます(笑)。
宮●安直ですけど、英語のメニューとか作るの、どうですか?
島●実は今回お話を頂いて、家族会議開いたんですよ。そしたら英語メニューという案に母が反対で。
宮●反対? なんで?
島●母は前回のオリンピックもこの場所で経験してて、想像してたほど外国人客がいなかったって。わざわざ英語にしなくてもクリーニングなんて万国共通だから大丈夫だと。
宮●凄い! 2回もオリンピックなんて。
神●万国共通ねぇ。クリーニングって、お客さんに特に何か伝えることってないんですか?
島●うーん…。伝えるべきことか、伝えなくてもいいことか、迷うようなことはありますね。
神●どういうことですか?
島●例えば小さなシミがあったのを取っておいたとか、ほつれかけのボタンを直しておいたとか。わざわざ電話して聞くことでもないし。受け取りにいらした時に恩着せがましく語りたくもないし。
宮●そうなんですね。僕は伝えてくれたほうが嬉しいな。あったかい気持ちになれると思う。
神●伝え方なんじゃない? ラブレターの方が面と向かって告白されるより、気持ちを何度も味わえるというか…。小さなカードとか作ってみます?
島●いいですね、それ。実は事務的な伝達事項はポストイット貼ったりしてるんです。
宮●外国人問題は?(汗)
神●ThankYouとか、ひと言手描きで入れるとか。いろんな人に愛してもらうようになるって、要は気持ちが通い合うかどうかだと思う。
宮●では、神ねぇさん。手描きのメッセージが優しく届くようなデザイン、お願いします!
神●よーし、がんばります!
──神二姉妹によるプロジェクト第一弾、どんなものが生まれるのか? 続報は次号で紹介します!
こちらも老舗のクリーニング屋さん
◯千駄ヶ谷クリーニング
創業約50年。クリーニングシマダと同じく、地元のお客さんとの結びつきが深い。
住所/渋谷区神宮前2-23-3
公開日:
最終更新日:2015/07/30