【第6号】商店街で日用品が何でもそろった時代 昭和30年代 隣は何をする人ぞ?
商店街で日用品が何でもそろった時代
昭和30年代隣は何をする人ぞ?
みんなが語る思い出話を元に、商店街がいちばん賑わっていた時代の神宮前二丁目の地図を復元。
よく知る商店街のあの場所、当時はいったい何があった?
※地図上の★マークは表紙とp2, 3, 6の写真の場所。太字は現在もある所。
[広域地図]
神二を縦断していた渋谷川の上流は新宿御苑。
「プチ・コーポ大友」の大友さんが歩いて検証したところ、最後は東京湾につながるそう。
[詳細地図]
銭湯 松の湯
電気やガスじゃなくて…
銭湯の脇には、お湯を沸かすための薪がうず高く積まれていた。
「松の湯がなくなったことをきっかけにお風呂をつくった」家庭も多い。
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ヤマザキショップ
これぞ地元の黄金コンビ
10円のコッペパンを買って、肉屋「バンビ」のカレーコロッケを挟んだものが神二の子どもたちの好物だった。
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飲み屋 ゆうてん
活きが自慢! 築地の味
築地市場にあった店で修行したご主人が、毎日築地へ買い付けに行っていた刺身や、豚の角煮が評判だった。
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スター美容室
銀座の蝶は神二で羽化
16時になると、銀座のホステスが髪をセットしに来た。
奥の座敷にあるこたつで、順番を待ちながら寝る人も。
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乾物 大谷屋
神二主婦の強〜い味方
昆布や魚の干物など、乾物なら何でもそろった。
こんにゃく、ちくわ、煮豆やお惣菜も販売していて、夕ご飯のおかずにたびたび登場。
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豆腐 キムラ屋
湯気が立つ手作り豆腐
作り立てで、ほかほか湯気の立っている豆腐が買えた。
絶品の油揚げのほか、ところてんも売っていて、その場で突いて売ってくれた。
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渋谷川
今は地下に眠る流れ
渋谷川は生活用水が垂れ流しだったため、運悪く落ちるとヒサンなことに…。
1964年の五輪で暗渠となり、外苑西通りができた。
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