【第5号】神二新聞を脅かす!?　ライバルたちが続々と出現

取材=沢辺均、田村美沙紀　文=田村美沙紀　撮影=沢辺均

神二新聞を脅かす!?
ライバルたちが続々と出現

3月某日、神二新聞第5号の編集会議でのこと。
「『Hanako』に神二のカレー屋が載るんだって」という情報に、他の部員たちがどよめいた。
超地元限定メディア「神宮前二丁目新聞」が他誌にリードを許すなんて、と悔しさを滲ませる面々。
いてもたってもいられず、神二にスポットが当たった理由を知るため
『Hanako』編集部に探りを入れてみることにした。

Hanakoに目を付けられたワケ

　「なぜ神二に目が向けられたのか」を調べるため、私が向かったのはマガジンハウス。神二が掲載された『Hanako No.1106』の担当編集・右田さんとライター・保手濱さんに聞き込みを行った。すると、そもそも神二が登場することになったきっかけは、「同じ特集内で渋谷二丁目など『二丁目』しばりのネタを取り上げたら面白いかも」という編集部の思いつきだったと判明。
　さらに「面白いお店がぽつんとあるんじゃなくて、何店もある」「神宮前三丁目と違って、二丁目はそこで生活する人がぶらぶらしている」から、神二は掘り下げがいのある場所だという。

なりきりキョンキョン体験

　『Hanako』への聞き込みを終えた満足感から幾分気持ちが落ち着いた頃、なんと今度は『SWITCH』『POPEYE』にも神二が載っているとの情報が。内心焦りつつ、先陣を切って神二の情報を発信していこうとする身として、ビクビクするわけにもいかず…。
　相手に対抗するためには、まず相手のことを知らなくては。そして相手を知るにはまず形から、ということで『SWITCH』表紙のキョンキョンになりきってみることにした。編集部員の私物をかき集め、足りない服はZOZOTOWNで購入。服装だけはキョンキョンそっくりに仕上げ（実はメイクも寄せていたのはココだけの話）、撮影したのが左ページの写真。神二新聞の体当たりな姿勢、伝わりましたか？

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今回インタビューしたのは、『Hanako』副編集長の右田昌美さん（左）とライターの保手濱（ほてはま）奈美さん（右）。マガジンハウスにて撮影

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『Hanako No.1106』では「おしゃれピープル御用達“神2”はカレーの聖地。」（P44-45）と題して、カレー屋さん5軒が紹介されている。

『SWITCH Vol.34 No.4』では、「小泉今日子　原宿プレイバック」（P12-29）などに神二が登場。千原公園周辺も撮影地に。