【第9号】リーダーは御年98歳! 元気娘のはっちゃけ♡健康法
元気なお年寄りが多い神二。神二新聞6号「神二の歴史」特集でも、戦前の神二を知るご長寿にいろいろな話を聞けた。そこで、ご長寿の座談会を開催! スポーツにランチ会にと、日々をエンジョイする4人の元気娘の登場だっ!
【元気娘プロフィール】▲伊丹和子さん(85歳)
昭和7年生まれ
神二歴…50年
起床…7時
就寝…翌1時
好きな食べ物…パスタ、パン、珈琲
▲島田シンさん(98歳)
大正7年生まれ
神二歴…68年
起床…7時
就寝…21時
好きな食べ物…おすし
お孫さんは神二の「クリーニングシマダ」の一弘さん。
▲山本ノリさん(88歳)
昭和4年生まれ
神二歴…55年
起床…7時
就寝…23時
好きな食べ物…おもち、甘いもの
▲椎谷あさ子さん(81歳)
昭和11年生まれ
神二歴…59年
起床…7時
就寝…23時半
好きな食べ物…刺し身、青魚、酢の物
健康の秘訣は「お札を飲む」!?
――席に着くや、キャッキャとおしゃべりが弾む元気娘。まずは健康法を聞いた。
伊丹(以下、伊)/編み物をすることと、友達にハガキを書くことね。
山本(以下、山)/隅から隅まで新聞を読みます。活字が好きなの。
島田(以下、島)/百草丸(胃腸薬)と、ビオフェルミンを飲むこと。
椎谷(以下、椎)/私は特に何も。食べ物の好き嫌いはないけどね。口に入るものなら、何でもござれだからさ。
山/島田さんは、目黒のお地蔵さまのお札に守られてるんでしょ。
島/そう。月に一回「おかげさまで毎日健康です」ってお参りするんですよ。で、具合が悪いときはもらったお札を飲んじゃうの。
椎/お地蔵さまの絵が描いててね。
島/不思議と効くのよ。家族には、「えー」って顔されるけどね(笑)。
家族がヒヤヒヤした「巣鴨事件」
――フットワークの軽い元気娘たちだが、今年の5月には巣鴨に出かけた3人が、途中ではぐれてしまう事件があったという。
島/お買い物して、お食事して、さて帰ろうと思ったら、山手線が動かなくなってね。
伊/椎谷さんが切符を払い戻しに行ってる間に、はぐれちゃったの。
山/せっかちねぇ。待っていれば電 車が動いたかもしれないのに。
椎/駅のまわりを行ったり来たりしたけど、2人がいないからさ。しょうがないからバスで帰っちゃった。
伊/私たちも探し回ってたのよ〜。
椎/帰って息子に「2人とはぐれた」って言ったらすごい心配してさ。
島/うちの孫も。携帯に電話くれたもの。結局、伊丹さんと私は電車で帰ったのよね。
山/自力で帰れるからすごいわよ。
家族に感謝、友達に感謝
――常にニコニコ、笑顔が絶えない4人。その元気の源はいったいなに?
島/することがないと暇だから、ぬか漬けを作ったり、手伝えることがないか娘に聞くんですよ。
伊/息子が毎日「母さん元気?」って電話をくれるので、一日の出来事を話しているうちに元気が出ます。
島/あとは、みなさんとこうやって集まれるから楽しいです。
伊・山・椎/本当にそうねぇ。
椎/伊丹さんが、いい食事場所をよく知ってるしね。
伊/私も人から教えてもらうのよ。
山/島田さんが「今日はあそこに行こう」って引っ張ってくれるんです。
伊/助かりますよ本当に。声をかけてもらわなきゃ、外に出ないしね。
山/島田さんがリーダーなの。私たちの目標なんです。
椎/何事もリーダーに倣ってね。
島/あらやだ。…まずいことになるかもよ(笑)。
――自身ではきっと「ご長寿」と思っていないであろう4人。それこそがいつまでも健康でいられる秘訣に違いない!?
元気娘たちが手に持っている輪っかは、毎週月曜に千駄ヶ谷で行われる「わなげの会」で使っているもの。神二近辺に住む大勢の元気娘たちが集い、わなげに興じている。
公開日:
最終更新日:2017/09/08